宮城県古川高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は明治30(1897)年宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立し、明治33(1900)年に第三中学校として独立、明治37(1904)年に宮城県古川中学校と改称、昭和23(1948)年には新制高校として宮城県古川高等学校に改称され、今年度で129年目を迎える県内屈指の伝統校です。 これまで、卒業生は2万7千名を超え、県内はもちろん全国各地で、さらには世界の様々な分野で活躍し、輝かしい業績を残しています。平成17年度には男女共学となるも創立以来の校風は変わらず「晋の車胤が蛍の光で、また孫康が雪の明かりで書を読み、乏しきを憂えず、孜々として勉め励み、蛍雪の功空しからず」とある中国の故事「蛍雪の功」を象った校章「蛍雪章」を胸に、日夜「質実剛健」「学問尊重」「自主自律」の校訓のもとで文武両道に励んでいます。船形山から栗駒山に続く奥羽山脈がそびえ、鳴瀬川と江合川が大崎平野を潤す穀倉地帯・田園都市である大崎市の中心に位置し、大崎市内はもとより加美郡、遠田郡、栗原市等周辺地域から「文武両道」を実現すべく高い志を持った生徒がたくさん学んでいます。
令和7年度は、新入生240名を迎え、全校生徒704名でスタートいたしました。社会は人工知能の急激な進化をはじめとする情報化やグローバル化が進展し、様々な事象が複雑さを増し、変化の先行きを見通すことが一層難しくなっていきます。そのような社会を生き抜いていくには、正解のある問題を早く正確に解いたり、定まった手順を効率的にこなしたりすることだけでなく、よりよい未来や新たな価値の創造に向けて、自ら課題を発見し、知識や情報を活用しながら多様な人々と協働して取り組んでいくことができる力が求められます。古高生には次世代のリーダーとして、平和な社会、幸せな社会を実現するため、「社会の問題を解決し創造する力」を持った人に成長してほしいと願っています。そして、人間の尊い命を守るため、自分と異なる価値観もしっかり受け止め、理解し、共感し、相手の立場に立って考え互いに支え合いながら、しなやかに行動できる人になってほしいとも思います。
本校は、昨年度「学校運営協議会」を設置し、コミュニティースクールとなりました。宮城大学等の有識者や大崎市職員、同窓生や地域の方々等が「古高サポーター」として生徒の探究活動を支援していただいています。生徒それぞれが社会や地域の問題をテーマに掲げて調査研究を進め、3月にはその成果を発表しました。論理的思考力と問題発見・解決能力、社会貢献意識や地域愛を高めることができています。また、国際教育研修「Global Studies Program」を開催し、日本の大学で学んでいる外国人留学生と交流し、新たな価値観に触れ学ぶ機会も持っています。真理に迫る学力を育み成果を上げてきています。
結びに、本校では、普段の学習活動はもちろんのこと、たくましく成長できる学校行事として定期戦、舟形山登山、古高祭(文化祭)、修学旅行(台湾・関西)などがあり、部活動も活発に行われています。その様々な教育活動の中に、生徒たちが全力を傾けて取り組む姿、笑顔が輝く姿があります。是非、その姿を多くの方々に見ていただきたいと思います。このホームページで随時お伝えできればと考えています。生徒一人一人が輝くことのできる学校として、これまでの伝統の上にさらに新たな歩みを重ねることができるよう頑張ってまいりますので、今後とも本校の教育活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
令和7年4月吉日 校 長 野中 淳
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