1 創立120年の伝統校 |
明治30年(1897年)に宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立され、第三中学校、古川中学校を経て昭和23年に古川高等学校となり、平成29年度に創立120周年を迎えました。創立以来、大崎地方の教育・文化の中心として有為な人材を世に送り出し、名実ともに「仙北の雄」と称せられる歴史と伝統を誇っています。
本校の校章は「蛍雪章」と呼ばれ、その中央に蛍(ホタル)がかたどられています。文字どおり、中国の故事である「蛍雪の功」に由来するものです。生徒は自由闊達な校風のもとで蛍雪の故事に倣って「質実剛健・学問尊重・自主自律」の校訓を心に留め、日々「文武両道」に励んでいます。
校舎の全面耐震工事が完了し、創立100周年記念時には文化部活動センター「凌雲文化センター」が建設され、平成17年度には新体育館が、平成25年度にはスクールカラーを基調とした南校舎(普通教室棟)が新築されました。図書館や蛍雪学習室は冷房が完備し、明るく快適な環境で学習できます。
校舎敷地は東北新幹線及び陸羽東線古川駅から徒歩約15分の通学に至便な市内中心 部に位置し、心和ませるサクラの古木や歴史と伝統をしのばせるヒマラヤスギ等の大樹に囲まれた閑静な勉学環境の中にあります。
2 教育目標とスクールアイデンティティ |
清潔にして健全な品性と学業を尊重する気風とを養い、自主自律の精神をもって自発的に行動できるような豊かな人間性を育成するために、下記の3項目を教育目標に掲げています。
(1)健全な心身の育成
(2)真理の探究
(3)主体性の確立
さらに、スクールアイデンティティとして「高い志の下、文武両道に努め、主体的に自己実現を目指す」を掲げ、教育活動の充実に取り組んでいます。
3 大崎地方の進学拠点校 |
普通科各学年6学級(定員240名)の全日制高校で、平成17年度入学生より男女共学となりました。1時限45分の7時間授業を実施しており、1学年では共通履修を原則とし、2・3学年では文系・理系クラスに分かれて授業を展開しています。3学年では多様な進路希望にきめ細かく対応できるような選択科目を開講しています。さらに1・2学年全員を対象に講演会等を行う「蛍雪講座」を年9回程度開講するほか、3学年では年間を通じて課外講習を行い、学力伸長と実力養成に努めています。
4 行事・生徒会活動・部活動 |
生徒の9割以上が大学進学を目標としながらも、学業面の成長に加えて、調和のとれた人間性の育成を目指しており、部活動や生徒会活動はたいへん活発です。また、企画や運営においても生徒の自主性や意見が尊重されており、一人一人が自分のやりたいことや個性を発揮できる自由で伸び伸びとした校風です。