古高点描

古高点描~大学出前講座(11月2日)

大学出前講座
11月2日(水)に1,2年生対象に,大学出前講座が行われました。
今年は,県内外から11大学14名の大学の先生を講師としてお招きし実施しました。
生徒たちは,大学における各分野の専門的な学問内容に触れ,知的好奇心を膨らませていました。

 

生徒の感想
・今回の講義で法や憲法に対するイメージががらっと変わりました。法には私たちの権利を守り,よりよい世界を作るためにあること。また,昔の人が今まで当たり前となっている自由や権利を求めて命をかけて手に入れた,とても重みのあるものだと知ったからです。今私がこんなに幸せな環境にいることをとても感謝しています。驚いたことは,私たちは日常生活でも常に法律行為を行っているということです。例えば,ペットボトルを買うことも契約を結んでいるのだそうです。こんなにも法は身近にあるものなのかと驚きました。そのことに関して,先生は,「法は空気のような存在。あっても意識しないが,汚れたりなくなったりすると大変だ。」とおっしゃっていました。まさに,そのようだと思います。蛇口をひねって水が出るのは法のおかげでもある。法によって私たちの生活が支えられていることにも驚きでした。
・私はレオナルド・ダ・ヴィンチは芸術家としての面しか分かっていなかったので,科学的な部分を知ることができ良かった。レオナルド・ダ・ヴィンチは,「最後の晩餐」の中で,裏切り者の弟子の真理まで汲み取って描いているようです。他の画家たちは,キリストの目の前に描いていたので,ダ・ヴィンチは視点が違うなと思いました。ダ・ヴィンチの絵画は,その1つの作品の中にさまざまな物語が詰め込まれているように感じました。「モナ・リザ」や「最後の晩餐」の心理描写にもっと注目してみたいと思います。ダ・ビンチは,芸術だけでなく,「万能の天才」と呼ばれるほど多彩な才能を持っていた人です。それは,彼がいろいろなことに興味を持ち,探究心があったからだと思います。私も,いろいろなことに興味を持って,文型や理系という中の教科だけ勉強するのではなく,幅広く学びたいです。私は,世界史を専攻しているので,ルネサンスについて学ぶ機会がありますが,絵画の中に込められている思いや偶然のイメージを見つけて,ルネサンスの美術に対する理解を深めたいと思いました。
・牛やクローンについてとても面白く学ぶことができました。岩手県には,雌牛が50,000頭いるのに対し,雄牛は20頭しかいないと聞いて驚きました。また,日本の牛はほとんど人工授精によって生まれ,日本には家畜人工授精師という職業がありその人達によって人工授精されていることを知りました。優秀な雄牛の精液は値段が高く,数十万円もするそうです。そして,その精液を見せてもらうことができました。液体窒素の中に,プラスチックに包まれた精液を取り出し,お湯で温めて顕微鏡で観察したら泳いでいてすごいなと思いました。他にも体外受精やクローンについて学ぶことができました。このクローン技術が医療などの他の分野にも応用されれば,多くの問題が解決されると思います。しかし,遺伝子操作などが当たり前になれば,どの範囲までクローン技術を使ってという生命倫理を考えなけれならないと思いました。この講義を聞いて,農学はこんなに面白いものだと感じることができました。
・アンカリング効果は,行動経済学でよく言われている理論で,アマゾンや近くのスーパー,家電量販店でも目にするもので,提示された特定の数値や情報が印象に残り,基準点(アンカー)となり,購入判断に影響するという心理傾向であることを学びました。スターバックスコーヒーの話では,大きなサイズの方が得なのに買う人が少ない。少ないのになぜ大きいサイズがあるのか。それもはじめに出てきた効果と関係していることが分かりました。日本ハムの優勝の話では,スターだけでなく縁の下の力持ちがいるおかげでスターの力を最大に生かせ,チームはより良くなる。比較優位の考え方は,身近にあてはまることが多く部活動でも生かせると思いました。先生のお話で「人に伝えられる,後輩に言葉で残せる経験をしたならそれは有益なこと」という言葉が印象に残りました。目的をしっかりもって,自分がしたいことをしてしっかり経験を積んでいきたいと思います。自分の想像していた経済学とは違ってすごく面白かったと思いました。