古高点描

古高点描~蛍雪講座⑤(10月22日)

蛍雪講座⑤
10月22日(土)に第5回蛍雪講座が開催されました。
今回は,教育未来研究会「そうぞう」の村上 育朗 氏をお招きし,1年生は,「高校生としての『旬』を生きる~高校時代に身につけるべきこと~」という演題で,2年生は,「高校生としての『旬』を力強く生きる~進路目標実現のために大切なこと」という演題でご講演いただきました。
1年生には,凡事徹底(あいさつ,服装,清掃,整理整頓,感謝の心など人間としての基礎・基盤)が大切であること。学力,体力,気力の三力に努力を掛け合わせると魅力となる。努力し続けること,人間には無限の可能性があること。そして,苦しい時も必死で頑張れば辛 → 幸 となる。など
2年生には,昨年,一年生で話した凡事徹底,12時に寝て6時に起きる生活から,せめて11-5時の生活へ。理想は10-4時の生活であることの確認。センター試験まで,3年生は残り85日。2年生は,85+350(15日ぐらいは勉強できない日もある)=435日。1日3時間ずつ勉強しても,1305時間が勉強時間。これをセンター試験の7科目で割ると,1科目あたり186時間となる。186時間で受験レベルまで完成することができるか。そうのようなことを考えることができる生徒が,目標が達成できる。最後まで諦めずに勉強していけば,急激に成績が伸びる時期がくる。など
また,前日の21日(金)には,1,2年生の難関大学を志望している生徒約60名に対して,「志高く・誇り高く~進路実現に向けて~」という演題でご講演いただきました。
物事を深く見て考えること。主体的に,自分で考え,調べること。社会に関心を持つこと。答えのない時代。想像 → 創造 へ などのお話しがありました。

 
生徒の感想
・講義を聞いて一番感じたことは「自分は視野が狭い!型にはまりすぎている」ということです。普段からアンテナをはって社会とつながり,柔軟に考えられる人間になりたいです。また,この頃何となくやる気が出なくて悩んでいました。でも,講演が終わった時,自分が今まで悩んでいたことが,とても単純に感じました。これからは,意識を高く持ち,自分が今一番頑張らなければならないのは「勉強だ」ということを頭に置いて生活していこうと思います。
・私は,進路実現に向けての姿勢を大きく変えるきっかけになったと思います。大学合格には,自分という存在自体を変えることが重要で,人を作っているのは,基礎・基盤,つまり土台こそがその人の本質なのだと思いました。また,何事も面白く,楽しくすることを普段の生活で意識して実行することで自分が望む道へ近付くことを可能にする。これからの私は,努力を積み重ね,自分の進路実現に向けての取り組みを積極的に行って行きたいと思います。
・今まで「勉強は辛いもの」と思い,ただ答えを求めて作業している日々だった。しかし,今回の講演会で見方が変わった。「なぜ?」を思い続ければ,自然と主体的に学ぶことができる。教科書に書いてあることだけでなく,その一歩先まで興味を向けていきたい。また,見落としがちな普段の生活も雑にせず,内面から出てくるような美しさをつけたい。