南東北インターハイ2017ソフトテニス競技は,2017年7月22日から福島県会津若松市で開催され,本校からは,2年生の千坂・伊藤ペアが出場しました。
○7月21日(金)
ソフトテニス競技の開会式が行われる7月22日に先立ち,前日から会津若松市へ移動しました。大舞台を前に,少しでも多くボールを触りたいという選手の要望に応えて,急遽,会津若松市内のテニスコートを借りて練習しました。補助員として同行した2名の生徒を加えて4人で,いかにも盆地の夏という灼熱の中で,滝のように汗を流しながら練習しました。
○7月22日(土)
開会式の日です。この日は朝から公開練習として割り当てられた時間帯・コートで練習。同じ宮城県の東北高校と一緒に練習することになるかと考えていましたが,東北高校は現れず。この日も蒸し蒸しする屋内練習場で,たった4人で1時間半以上,汗だくになって練習しました。
午後からも公開練習としてコートが割り当てられ,このときは東北高校も姿を現し,一緒に練習を行えました。全国の強豪校と一緒に練習をする機会が与えられて,学ぶことが多かったです。生徒は,東北高校だけでなく,様々なインターハイ出場校の練習の様子をじっくり見て,部員へのお土産にしたようです。
練習中,突然の豪雨。いったん練習を中断して雨宿り。練習できなかった分は,開会式の後に時間が割り当てられました。インターハイの会場で,試合前日に最後まで充実した練習ができました。
開会式は,体育館の中で行われました。全国から強者が集い,これから競い合うんだという熱気であふれていました。開会式の中では,これまでの出場回数が多い学校が表彰されていました。運営に協力している福島県の高校生も至る所できびきびした動きで活躍していました。
配布されたIDカードに,選ばれし者の自覚が高まります。選手をサポートする様々なサービスにも感激。
○7月23日(日)
試合の日です。選手はぐっすり眠れたようで,万全のコンディションで試合会場へ。しかし,あいにく雨の天気。試合は大会第1試合。古川から駆けつけた部員と保護者の応援団も試合に間に合いました。全国に古川高校の名を響かせようと必死に応援の声を張り上げます。相手は静岡県の静岡商業高等学校。遠方にもかかわらず,そろいのユニフォームを来て大人数の応援団でした。
いよいよ試合開始。降っていた雨もちょうどやみました。選手は思ったほど緊張している様子もなく,いい動きでポイントを取る場面もありましたが,相手はほとんどミスをすることなく,コート深いところにボールを返してきます。
1ゲーム取ることができましたが,残念ながらの一回戦敗退。
あっという間に夢の舞台での試合が終わってしまいました。
以下は,インターハイに出場した選手のコメントです。
○千坂 亮智
今回のインターハイ出場は,他県の選手を見ながら自分のプレーと比べられるいい機会でした。体の使い方を学べました。古川高校のソフトテニス部に戻ったら,インターハイの舞台に立った経験をみんなに伝えたいと思います。すごく楽しかったけれど悔しい思いをしたので県大会に出るだけで満足しないで、インターハイ出るぞという強い意思をもってほしいと思いました。また,自分自身もインターハイに出るだけでなく,インターハイで勝ち進むということを念頭において練習に取り組んでいきたいです。
○伊藤 文弥
大会参加にあたり,様々な形でご支援してくださった全ての方々と,応援に来てくださった方にただただ感謝です。その中で一勝もできなかった自分に後悔しています。これからはストローク力(インターハイを見ても前衛がみんな打てるしいい球をうつから)を強化し,細かいフットワーク(インターハイの前衛を見てみるとポーチボレーをする際にボールのコースがわかっているかのように動いていたそれは細かいフットワークができているからこそだと感じたから)ができるように自分を磨き,また来年もインターハイに出場できるように頑張っていきたいと思います。
保護者の皆様,地域のソフトテニス関係の皆様,卒業生の方々,学校関係の方々など,多くの方々に支えられて出場することができたインターハイでした。選手はまだ2年生。さらに努力を重ね,周りの部員を巻き込みつつ実力を向上させ,もう一度インターハイ出場,上位大会出場を目指して頑張ってほしいものです。