古高からのお知らせ

1. 山岳部夏合宿

投稿日時: 2012/08/09 古川高校
 
山岳部は、3年生5名が県総体後引退し、男子が1年生6名、女子が2年生2名、1年生2名、顧問が3名で活動しています。

今年の夏合宿は去る7月24日~27日に3泊4日で青森県まで遠征し、八甲田山大岳と岩木山に登ってきました。
●修業式のあった7月24日(火)午後学校を出発し、顧問の車3台に分乗して東北道を北上し、黒石市内で黒石つゆ焼そばの夕食をとり、酸ヶ湯温泉キャンプ場に入りました。出発時は晴れ間も見えたのに、青森に入ると雨がちになり、酸ヶ湯温泉は小雨でした。雨の中テントを設営し、寝るのは大変だと思っていたところ、優しい管理人さんが管理棟2Fの研修室を使ってもいいと言ってくれました。快適な夜を過ごすことが出来ました。

黒石つゆ焼そばはラーメンのようなものでした

●翌25日(水)の早朝激しく屋根をたたく雨音で目が覚めました。3時頃だったでしょうか。これは1日停滞かと思いましたが、強い雨は峠を過ぎており、午後まで荒れることはないという雨雲レーダーの情報を携帯で得て、予定通り行動を開始。所々硫黄のにおいのする山肌が特徴的でした。仙人岱や毛無岱はキンコウカやヨツバシオガマなどの高山植物が花を咲かせ、天気が苦にならない美しい山道が続きました。社会人の集団登山と登山口から相前後することとなり、毛無岱の木道は行列、酸ヶ湯温泉の仙人風呂も混み合ったのは残念でした。夜は岩木スポーツセンターキャンプサイトにテントを張り、バーベキューを楽しみました。

八甲田山大岳山頂 周囲は何も見えませんでした


大岳避難小屋前で昼食


毛無岱のキンコウカ
●26日(木)早朝は雲1つなく、富士山のような美しい稜線のシルエットが明るくなった空に鮮やかに広がっていました。標高300m程度のスキー場から歩き始めると、前日とは違って汗が一斉に噴き出しました。これはばてるぞと思っていると、いつの間にか山の上には薄い雲がかかっており、うだるような日差しを遮ってくれました。姥石を過ぎ、沢を詰めていくと一部雪渓が残っていて、芽を出したばかりの高山植物の中にミチノクコザクラの濃いピンクの小さな花があっちにもこっちにも咲いていました。鳳鳴ヒュッテからの岩山を頑張って登り切ると山頂。岩の山頂の中に鐘が下がっていました。登山客の前で校歌を歌いエールを切ると、そのときだけ山頂の回りのガスが薄くなり、登ってきたスキー場が遥に見下ろせました。スカイラインからの観光客を尻目に、岳温泉まで滑りやすい山道を下りました。夏野菜のカレーをおいしく食べた後、花火を楽しみ、この日も同じサイトで泊まりました。


雪渓を歩く


ハクサンコザクラを後に山頂を目指す


苗代清水で休憩


花火を楽しむ

●27日(金)6時起床で当番の女子作ったがおにぎりといなり寿司の朝食を食べ、テントを撤収してサイトを出発、白神山地のビジターセンターを見学し、白神山地のぶな林を紹介する大画面映画を見ました。途中弘前城を見学した後、昼食を取り、夕方学校に戻りました。
(文責 顧問 山崎 順平)